2020/10/25 13:59

花言葉ってなかなか覚えられないのですが、この花言葉と同じなのか、カラーリングにも意味があるんですね。

人間の頭にインプットされた色のイメージもあるのでしょうが、赤色を見れば「消防車」。白色をみれば「お医者さん」といった職業や業種を示すのも色!

このイメージを災害時や緊急時に有効にしたいという思いが以前からあるのです。

民間防災「防人司」が描く理想というのは、実際に1995年の阪神淡路大震災時に感じ取った問題点をクリアさせていくことなんです。
当時は手書きで作った「けが人搬送中」「物資搬送」といったポップを表示した自家用車とトラック。その後には支援活動者も乗り入れる車に手書きで表示していました。
そういったシーンを見て育ったのが「バイザートップ」。
しかも、当時気になった震災瓦礫という廃材の活用も取り込んでの製造ライン構築。
こういった感性を持たせてくれたのも「災害大国日本」というなんとも言い難いお国柄なんですね。

そこからレスキューオレンジをまとっての現場活動に向かうわけですが、国内で初めての防災ボランティアとも言われた「民間防災」が正式に誕生するわけです。
1988年にはすでに地域警戒の足掛かりであった「セキュリティーチームSWAT」がありました。
民間防災の前身となるセキュリティーチームです。
そしてこの阪神淡路大震災後の6月には「災害機動通信隊」を発表し、各通信事業者さんとの精通を介して近畿管区警察局と同期させたわけです。
当時は通信手段も少なく、現代に至るまで様々な活用者が居りまして、今や活動素材の代表作として位置しております。
ボランティア元年となった当時からも「災害時支援」への支援項目を増やしながら今日まで進めてきたわけです。

そいうった活動者さんたちにも「先ずは身の回りの安全から」を口やかましく伝えてきまして、意識はカタチに見えるように考案したのが「ユニフォーム」といった衣装なんです。
いよいよ今のスタンスにたどり着いていくのですが、このユニフォームには色意味を付け加えることで、着ている人たちの存在を表面化させることにより着ている人たち自身を安全にすること。こういう思惑があるのです。
くどくど言葉で説明するより、活動服を身にまとって存在が表面化すれば被災者にも安心を与え、活動者本人も安心して動けるという考えです。というより私が感じたことをカタチにしてみました。

さてこの色意味というのも重要なポイントで、赤だから消防とは言えないのも見えてきますよね。郵便も赤を主カラーにしています。
ブルーシートという工業用カバーシートがありますが、実際にはホワイトもあればグリーンもあるわけで、これらを使った屋外活動時に着用するカラーが保安カラーとなる赤色となります。
つまり、レスキューオレンジだけでは周囲の方が注視させられない活動があるため、屋根のシート張りや土嚢積、泥カキなどの活動時には赤をまとうと良いということ。この赤を「エマージェンシーレッド」といいます。

他にはスカイブルーであれば「速さ」を象徴するカラーということで白バイ隊や航空関連で使われています。
このブルーは「セイフティブルー」として用いられ、地上活動では昼夜の見回り活動・巡回警備などにつかわれます。

民間防災ではこういった色意味をカラー表示時に用る手法をとりまして製品に反映させています。
今回追加した製品は、「セキュリティーブラック」というアメリカSWATが使う特殊戦術チームカラーの製品です。
機能重視の製品となっておりますので、地域保安、地域警戒の活動者さんには十分お使いいただけるかと感じております。

そういう思考のもとにご案内しているユニフォーム関連ですが、この色意味もどうやら世界に発信されているらしく、少々誇らしく感じている昨今です。
贅沢なロマンですが、ここで発する活動服関連をここ「災害大国 日本」で蔓延させておきたい。
そして防災人の姿を表面に出しておきたい。
意識高い方々には是非とも着用いただきたいという、本当に贅沢な願いを込めて発信し続けさせております。
民間防災はそういったいろんな感性をカタチにしないといけない企画屋ではありますが、もしもこういった企画屋に手助けをしてやろうという方が居られましたならば、何卒お力添えをいただけますと幸いです。
今日からの企画にご賛同賜りますようにお願いいたしまして、ご活用なさる方もお募りさせて頂きますね。m(__)m