2020/11/29 14:08

この季節だからなのでしょうか、蛍光色よりもネイビーベースの活動服へのアクセスが高まりました。

 

メンズパターンを軸にして制作する民間防災のユニフォームなのですが、ここ最近ではレディスとジュニアの型紙を持っている工場での作品も少しだけ路線ができてきています。

 

基本的にはメンズのサイズダウンとしているのですが、サイズ的な要素でいえば160サイズ以下はヤングジュニアの分類になります。

実は、この部門というのは工業系衣類の縫製工場では型紙は持っていないのです。

ヤングジュニアと女性ものも別格となっていて、カジュアルな洋服を作ってくれる工場でもサイズダウンの寸法になるんですね。

 

裏話ですが、縫製工場が多くの型紙を持つことほどコスト高になるというのが真相です。

ここはご理解いただける範囲かと思いますが、洋服の型紙もあれば作業着の型紙も要る。さらにサイズ別になるとなればそれはそれはひと財産になるくらいの量になりますよね。

なので製作も絞り込んで、かつ、工場分担に向かって行くわけです。

 

さて、ネイビーカラーに注目が集まりました先週ですが、この中の警防服シリーズにはヤング・レディスにお使いいただけるサイズ割り当てがあります。

先にメンズサイズを作った後、作品を見せて生地の参考とデザインの参考に用いまして、日本を含むアジアの女性とヤングの標準サイズを割り当てた大きさです。

そういえば2020年の女性の平均身長は155cmを超えているようですね。

ちょうど中途半端なサイズともなる縫製業界ですが、160サイズに向かう手前でもありましてこの160サイズをレディス対応サイズとして用いていこうと考えています。

 

作業着ですので大きめなのは良いとしても、小さすぎるユニフォームはこと非常時には役に立ちません。

それは季節によってインナーの厚みが変わるから。

災害時の現場では上着を脱いでも置いておく場所がないのです。

私はレスキューオレンジの上下を着て動いてる1月は、インナーにヒートテックを着てジャンパーやブルゾンは車において置くようにしています。車には小道具類もありますので、必要な時に取りに戻るようにベースキャンプ化させています。

ただ、災害現場が徒歩移動しないといけない場合は一式もっていかねばなりません。

ここで登用するのがキャスターの大きなキャリングバッグ。片輪で悪路対応のたたんでおけるキャリアをお勧めしています。

これがまたなかなか探せないのですよ。

自分の小道具に見合うサイズも関係してきますし、何よりも用途がマッチングしないからデザインが今一つなんです。

なので、最近はこういった小道具のケース類にも着眼し始めて、製造工場を物色し始めているんですよ~。

民間防災としてはお求めになられた費用を自転車操業的に次の製品に向けて使っていまして、わが身の収益が無いというどころか持ち出しをすることになります。

最近、新作の発表速度が遅いのは手掛けていただける先の物色にも時間がかかるということもあるのですが、まず製品の写真をいただいても整理する時間が無いという、時間のかかる作業に向かって行けていないことが理由です。

それと契約や取引費用、航空搭載に絡む税などの費用にもかなり使います。

 

そもそも1点での縫製ってできるの??

これがまた多くの方が一言目に言い出されます。

 

結論は「できます」。

が、1点では国内も同じですが「コストはその一点に」かかってきます。

今日まで無理して一点でも輸入してきましたよね。でもここはご理解いただきたいところでして、無理をしているということ!

すべての経費は民間防災(防人司)が負担しています。

実はこの12月からは一点輸入時は関税を別途頂こうかと考えておりまして、今もユニフォームの新しい製品をピックアップ中なのです。

今後ですが、ユニフォーム以外のツールも企画しておりまして、このツールにしても単品の輸入になるとさらに負担がのしかかってしまいます。

せっかくここまでカスタムユニフォームをお求めいただいているわけですから、長く継続していきたいのです。

ということで、片腕になっていただける方も必要になり、出先機関も必要になり、代理店も取扱店も必要になっている民間防災です。

残りひと月でどこまで災いを防ぐ人とコンタクトできるかはわかりませんが、意図して自分にのしかかる災いは払いのけていくように仕向けたいものですね。

 

そういうわけで、先ずは取り扱いなさりたいという方、輸入業務の看板を挙げたいという方からのアクセスを期待いたしております。m(__)m